地震・台風災害対策100選/震災や水害時の準備・備蓄・避難情報まとめ

避難所生活にあると便利
なくても作れるアレコレ

 避難所生活の知恵

あらゆるものが「ない」状況の避難所生活。
個人であらかじめ準備できるものの中で避難生活で役立つものや、身近な材料を工夫して役立つアイテムを拵えるワザを覚えておきましょう。いざという時に役立つはずです。

トランプ

 70:健康を保つために

なんといっても満足な睡眠は不可欠。周囲の音に悩むことなく眠るためにも耳栓は必須です。アイマスクもあると尚良いでしょう。
耳栓の代用としてラップを使うワザもあります。ちぎったラップを軽くねじって紐状にし、結び目を作ります。さらに結び目から数cm離れた位置にももういちど結び目を作り、その根元をハサミでカットして余った部分をかぶせれば完成です。

毛布一枚だけでは寒いものです。封筒型の寝袋があると暖かいですし、広げるとひざかけにもなります。
また避難所の床に直接寝転がるのではなく、段ボールを敷きましょう。床の冷気が直接身体に伝わらないようにします。できれば会議用机(脚は畳んだまま)やビールケースなどを並べてその上に段ボールを敷くなど、少しでも床から距離を置くようにします。要はベッドを作るわけです。

寝袋
▲寝袋はマミー型ではなく封筒型をチョイス
(画像引用:株式会社ロゴスコーポレーション)

 封筒型寝袋のオススメアイテム


 71:清潔を保つために

避難所ではお湯もなければ水も不足します。それゆえ入浴は当面できません。
なかなか入浴できない日が続くため、消臭スプレーと水のいらないシャンプーは役立ちます。匂いというものは不快なものなので、それが和らぐだけで精神的に落ち着くのです。

お湯がバケツ2杯分ある場合は、片方のバケツの湯に石鹸を溶かしてタオルを浸して身体を拭きます。続いてもう片方のバケツの湯に浸けた別のタオルで身体を再度拭いて石鹸成分を取り除きます。
またウェットティッシュがあればそれも有効に活用して身体を拭きましょう。

ウェットティッシュ   

水が足らない状況ということは食器を洗う水もないわけです。当然に飲用が優先されます。食器にはラップを巻いて使用することで、洗い物をなくす工夫も必要です。

 72:やすらぎを得るために

何もすることがなく、一日中ぼんやり過ごしているだけでは滅入ってしまいます。トランプやUNO、ミニサイズの将棋などがあれば楽しく過ごせますし、周囲の人たちとのコミュニケーションづくりにも役立ちます。

TVや電子機器ゲームがないときこそ娯楽は重要です。静かな環境を欲する人たちにも配慮しながら、屋外で身体を使ったゲームをしたり、アカペラで即興カラオケ大会など工夫して楽しく過ごすようにしましょう。

遊ぶ女の子
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