寝るときも災害に備える
寝ている時、人間は無防備です。激しい揺れで目が覚めても即座に行動できるわけではありません。まして重いタンスなどが倒れてくるようでは、逃げる間もなく下敷きになってしまうおそれがあります。
12:寝室に大きな家具を置かない
地震の揺れは家屋をも潰してしまうほどですから、家具なんてひとたまりもありません。
熟睡しているときに突然発生した揺れで家具が無防備な我が身の上に倒れて来たら…そう考えただけでぞっとしませんか。
寝室には大きな家具をなるべく置かないようにします。
やむをえず設置する場合は、家具が倒れてくる位置を考えて頭に当たらないようにしましょう。
また、家具が倒れて部屋の入口を塞がないようにするため、入口近くにも家具を置かないようにします。
同様に畳の部屋は家具が安定せず倒れやすいので、重い家具を置かないこと。置かざるを得ない場合は絨毯を敷きます。
13:枕元には懐中電灯
枕元には懐中電灯を置いておきます。もちろん定期的に電池容量が不足していないかチェックをしましょう。
また地震発生即停電になるとは限らないので、枕元にミニスタンドを備えておいて、発生時はまずそれを点灯させます。電気スタンドを設置する際、白熱電球はNGです。熱を発生するため、地震の揺れでカーテンやそのほかの可燃物に触れると火災を招くおそれがあります。熱を出さないLED電球のものに。
視界の確保という意味で忘れてならないのがメガネ。視力の悪い人は寝るときに外したメガネを、枕元のすぐ手が届く定位置にいつも置くようにしましょう。
懐中電灯のオススメアイテム
14:ベッドサイドにスニーカー
揺れが収まったら安全を確認しつつ迅速に次の行動に移さねばなりません。
寝床からすぐに行動できるよう、ベッドサイドにはスニーカーを用意しておきます。床はモノが散乱して素足では怪我をするおそれがあるためです。
また、外に出ようにも靴を保管している玄関が崩れていることも考えられます。玄関まで辿りつけないかもしれないがゆえに、やはり手元にも1足のスニーカーがあった方が良いのです。
室内に汚れた靴を置いておくのはちょっと…と思うのは無理もありません。ここは新品の物を置いておきましょう。安い靴で構いません。履きやすければOKなのです。ただし、すぐに履けるように靴ひもは予め結んでおきます。