地震・台風災害対策100選/震災や水害時の準備・備蓄・避難情報まとめ

地震と火災は表裏一体
火災を起こさないためにすること

 火災を起こさないために

地震の大きな揺れが収まっても、続いて火災が発生するおそれがあります。阪神・淡路大震災でも長田区を中心に火災によって町が焼失しました。
地震後に火災を起きにくくするために、今準備しておくべきことをまとめています。

阪神大震災の火災被害
▲阪神大震災の火災被害
(画像引用:財団法人消防科学総合センター)

 29:火災報知機の設置

火災報知機を設置していますか?
法律で各家庭での設置が義務付けられています。キッチンには熱感知式のものを、寝室やリビングルームのほか、階段や廊下には煙感知式のものを設置しましょう。
また、電池式の火災報知機の場合、電池切れを起こしていないかも年に1度はチェックを。

火災報知機

 火災報知機のオススメアイテム

 30:消火器も忘れず設置

特に火の手が上がりやすいキッチンには必ず消火器を設置しておきます。使用期限を確認しておきましょう。
いざという時にすぐ手に取れるよう、消火器の周囲にモノを置かないように。

消火器

また、サビの原因になりますので水のかからない場所に置き、落下事故を防ぐため棚の上などに置かないようにしましょう。
同様にガスコンロやストーブなど、熱源のそばには置いてもいけません。

 消火器のオススメアイテム

 31:通電火災予防のため感震ブレーカーの設置を

そもそもなぜ大地震のあとで火災が起こるのでしょう?
その最大の理由は通電火災によるものです。通電火災とは地震で一旦停電したのちに電気が復旧した際、揺れで転倒していた電化製品が作動して熱を帯び、周囲の可燃物に燃え移る火災。

阪神・淡路大震災で発生した火災の6割がこの通電火災だとも言われていますので、確実に対策しておきましょう。

阪神大震災時の住宅火災
▲阪神大震災の火災被害
(画像引用:財団法人消防科学総合センター)

地震の停電後に電気が復旧した際、家じゅうの電化製品に通電しないよう、ブレーカーを切っておく必要があります。
手動でブレーカーをオフにすることももちろんできますが、地震発生時に必ず在宅しているとは限りませんし、気が動転してブレーカーの存在を忘れてしまっているかもしれません。

ブレーカー

そこでオススメしたいのが感震ブレーカーです。
感震ブレーカーは、地震を感知すると自動的にブレーカーのスイッチが切れます。
とはいえ、現在使用しているブレーカーを感震ブレーカーに買い替えるのは金銭的に負担になりますので、地震の揺れでおもりが自然落下することでブレーカーのスイッチをオフにするボール「スイッチ断ボール」を設置します。

また、夜間に地震が発生した場合に照明が消えることで、屋外への迅速かつ安全な避難の妨げになることも考えられるため、非常灯・懐中電灯を確実に準備しておくことも忘れずに。

 スイッチ断ボールのオススメアイテム

 32:そのほかの火災への注意

ストーブは耐震自動消火装置付きのものを使用し、周囲に燃えやすい物を置かないようにします。

コンセントの近くに花瓶などの水気のあるものを置いてはいけません。水気は漏電による火災の要因になります。

また、耐火金庫を設置して重要書類や資産を保管することも検討してください。

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